090:能作の風鈴




私の地元の隣の市でもある、富山県高岡市の能作というメーカーが作っている風鈴。
高岡市は銅器の生産が盛んなのですが、なかなか若い人には
親しみのないものかもしれません。
そんな中、能作はデザイナーの方との製作により、
こんなスタイリッシュで素敵な銅製品を作られたようで、
近頃は色んなお店で見かけるので、影ながら応援しています。
個人的には右の3つが好きです。
この風鈴は、私は欲しい欲しいといっていたら、プレゼントで頂いたのですが、
ガラスの風鈴とは違った銅ならではの音色と、
この風鈴の存在感がなんとも素敵な一品です。
早く夏がこないかなぁと、楽しみになるくらいです。
窓を開けて、ふとしたときになる風鈴の音っていいですよね。
季節を感じられる一つだと思います。
忙しい日々を忘れられるような、不思議な時間になる気がします。
日本の四季に応じた暮らしを楽しむことは、小さな贅沢ですね。

089:日光下駄



先日、お店で見て素敵だなと思った下駄です。
日光下駄と書いてあり、草履が木のソールの上にくっついているのが
とてもいいなと思いました。
そして、なんでだろうなと思い、調べてみました。

昔、神社に入る時は草履を使用するのが原則だったらしいのですが、
石や雪道、坂道など草履では不便なので、その下に木の下駄をくっつけて
お許しをもらい、御免下駄とゆうものができたのが由来だそうです。

ソールの木は桐でできていて、軽いですし
直接足の裏と触れる部分は竹を編み込んでいるそう。
お陰で、清潔で足になじみ、吸湿性、殺菌作用もあるそうです。
昔の人々の知恵は素晴らしいですね。

必要とされてこうなった形が素晴らしいデザインであることが
何より感動します。